シェルスクリプトのOS依存を徹底予防するノウハウ集
「シェルスクリプトはOS依存が激しいから……」と嘆くのは,依存しない書き方をまとめたドキュメントに出会っていないだけです.依存しないようにシェルスクリプトを書くことは十分可能です.
例えばechoコマンド.基本的なコマンドなのに,実は気をつけて使わないとOS依存を引き起こしやすいコマンドの一つなのです.与える文字列によってはOSによって表示が変わってしまいます.どんな文字列でも無難に表示させるには,printfコマンドで代用しなければなりません.
などといった,コマンドや文法,それに正規表現メタ文字に至るまで,「その書き方だとOS依存引き起こしますよ!」という情報を集めてリファレンス化しました.
しかも判型を縦長にして片手でページをめくれるようにしました.シェルスクリプト作成時は是非本書を手に持って,「この書き方は大丈夫かな?」という具合に紙面と画面をこまめに見比べながら開発作業をすすめてください.
第5版(2019年11月)の改訂内容
- 1.15.3 項(間接展開) … 新規追加
- 3.22 節(pwd コマンド) … 新規追加
- 3.23(readlink コマンド) … サンプルコードの誤りを修正
- 3.34.3 項(引数文字列の扱い) … 問題を回避する方法をさらに修正・加筆
- コードやコンソール等の文字列中のバックスラッシュを正しく表示し、全角文字の幅が正確に半角文字2 文字分になるように修正
- など
第4版(2018年11月)の改訂内容
- まえがき> Web 上でのおすすめページ一覧… URL リンク更新
- 2.5 節(使用に注意を要するメタ文字) … 新規追加
- 3.2.7 項(アクション記述を省略する際の注意) … 問題を回避する方法をよりよいものに変更
- 3.15 節(ls コマンド) … 新規追加
- 3.31.1 項(シグナル受信時の動作をデフォルトに戻す場合) … コマンドの記述ミスを修正
- 3.33.3 項(引数文字列の扱い) … 問題を回避する方法をよりよいものに変更
- それと……、表紙の痛恨のミス修正(3nd → 4th)
- など
▲トップに戻る |